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今夜の番組チェック

ロマンチック街道の話 その1
ドイツバイエルン州、レントゲンがあのX−線を発見し(なぜX−線と名づけたか皆さんお
分かりかしら?)、長崎のオランダ商館の医者をしていたシーボルトが生まれたヴュルツ
ブルクからローテンブルク、ディンケルスビュール、ネルトリンゲン、ドナウヴェルト、
アウグスブルク、ランツベルク、そしてドイツ最南端のフュッセンまで通じる約345キ
ロの田舎道がロマンチック街道である。
日本からドイツに観光に来るお客様はリピーターを除き、必ずと言ってよいほどロマンチ
ック街道が含まれているコースを選ぶ。行程としては、フランクフルト空港に入り、翌日
ライン川下りをした後にハイデルベルクに行きそこで宿泊、翌日にローテンブルクを経由
してロマンチック街道を通りミュンヘンに出る、と言うコースが多かったのだが、最近は
ライン川下りをしてからハイデルベルクを観光した後で、そのままローテンブルクに行っ
て宿泊する、という形が増えてきた様だ。
日本人の場合、ロマンチック、という言葉にそれこそロマンチックになっている感がない
でもないが、いずれにしろ、このコースはドイツでは最も人気があるし、納得が行く。片
方にはローテンブルク、そしてもう片方にはノイシュヴァンシュタイン城と、二ヶ所のハ
イライトがあり、ローテンブルクから南下して行けばミュンへンを通ってザルツブルク−
ウイーン、あるいはミュンヘン空港からどこへでも向かえるし、インスブルック経由でヴ
ェニス、西に向かえばスイスに出られる、と言う具合で、実に都合がよろしい。
このロマンチック街道、ドイツのガイドブックには必ず載っているし、雑誌がドイツ特集
をすれば、必ず掲載される。しかしながら、「長い」ということはどこにも説明されていな
い。ガイドブックで図解されてはいるが、たったの数センチであるし、ざっと345キロ、
なんて書かれていたとしても、ピンとこないだろう。実際に走ってみると分るのだが、自
分の経験から言えば、ドイツの田舎道の場合、乗用車は100キロ制限だが、信号や街中
を走ったりするので、平均速度は1時間あたり60キロほどになり、全行程を走るとなる
と、何もしなくても優に6時間から7時間かかってしまう。それにローテンブルクなどに
泊まりながら観光を入れてゆっくり回った場合、2〜3日は必要だろう。
どこの町も、アウグスブルクのような大きな町を除けば、日本では全く見られない中世の
面影を残した人口1〜2万、それ以下の多くの小さな町が点在し、そして連なっている。
このように町の一角が昔の面影を残すところがあるのは珍しくもないのだが、町全体が中
世の面影を残しているような町は日本にはないだろう。それだけに、日本人観光客がロマ
ンチックな気分を味わえる訳である。これがなぜロマンチック街道、と名づけられたかに
ついては「ロマンチック街道の話その2」にて。